胃癌リスク健診とピロリ菌
yoshiki
【ピロリ菌除菌後の胃癌リスク健診】
リスク健診は「一生ものの健診」です。
それぞれのリスクに応じて、各々に注意していただくための健診です。
・除菌したから胃癌にならないというのは誤りです。
・胃癌リスク健診の結果が一生のリスクである
上記の2つのことを肝に命じて、各々のリスクに応じて忘れずに内視鏡検査を受けて下さい。
胃癌リスク健診(ABC健診)は、血液検査で解るため、健診のついでに行えば全く無侵襲で、バリウム検査よりも感度が良いため、近年多用されています。
しかしこの検査法は、ピロリ菌除菌をしたことの無い方に、一生に一度に限られる検査で、その結果が一生涯の胃癌リスクとなるのです。
ですから、一度行った後は、次年度からは行ってはならず、必ず内視鏡検査やバリウム検査など別の方法をしなければなりません。にもかかわらず、毎年胃癌リスク健診を行うような、胃癌リスク健診の意義を全く理解できていない、低レベルの健診業者が後を絶たず、困っています。
この健診はピロリ菌の除菌をしたことが無い方が、胃癌のなりやすさ(リスク)を知るために行う検査なのです。除菌後にも関わらずに行ってしまうと、本来リスクB群の人がA群になってしまったりと、間違ったリスクが出てしまい、とても危険なのです。
ピロリ菌除菌をしたことのある方は、胃癌リスク健診を絶対に受けてはいけません。除菌をしたことがある時点で、B群以上のリスクがありですので、定期的な内視鏡検査が必要です。
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