ご自分の体について、不安な事はありませんか?
実は、問診票にご記入いただくことは大変重要です。当院問診票は独自の工夫をしており、しっかり記入していただければ、既に半分診断が付くようにしております。しかしそれだけではなく、診察室に入って来られたときの様子や、顔色、表情、話し方、声の大きさなどからも患者様の状態がわかるものです。
内科医は、その人そのものを見て、身体全体のバランスを含めて診療します。専門科以外のことも自分が治せなくても、知識として知っておかなければなりません。そのため、患者様が話しやく、相談しやすい医師であるよう心がけています。
健康診断で異常を指摘されご心配な方や生活習慣の改善に取り組みたい方へのアドバイスも行います。
例えば・・・
原因が肩凝りで、頭痛やめまいを起こし、一時的に二次性の高血圧を呈することは日常良くあることです。痛みやめまいは交感神経を刺激し、血圧を上昇させるからです。
この場合、肩凝りを治し、めまいを治せば、血圧の薬など全く不要です。
他にも・・・
整形外科でもらった痛み止めが原因で、Na貯溜性二次性の高血圧であることも良くあります。
実は脳梗塞で血圧が上がってしまっていることもあります。血圧が高いからと言って、すぐに降圧薬を出すべきではありません。対症療法ではなく、原因を見つけて取り除くことこそが内科医の一番大事な仕事なのです。
血圧が高いから降圧薬、頭が痛いから鎮痛剤、胃が痛いから胃薬を出す、というのは飲む薬が無駄に増えるだけ、一番行ってはいけないのです。
このようなことを防ぐために、最新の治療方法や新しいお薬のことをインプットし、最善の方法を選択しながら治療致しますので、同じ病名の診断でも、患者様の状態によってお薬を代えたりしています。
「近くにあってよかった」と東播地域にお住いの方々に思っていただけるよう日々努力して取り組みたいと考えています。